2008年1月23日水曜日

エコロジーってほんとに役立っているのかなあ! 品質表示が正しいとして。

政治家はウソをつき、役人はいろいろ誤魔化し、老舗の商社は恥も外聞もなく誤魔化し手抜きする、困った世の中ですがもし、品質表示にウソがないとしたらエコ商品を買いますか?
是非買って頂かなくてはなりません。
でも、エコ商品って割高なんです。
素材を吟味し、製法を吟味して作るから仕方がないのでしょうか?
割高になるのは素直に受け入れてエコ商品の仕様を読んでみると,なるほどと納得出来る場合も多いです。
この商品のエコ機能部分は納得し受け入れる事にしましょう。
しかし、割高になる部分は言葉を翻す事になりますがやはり気になります。そう簡単に受け入れても良いのでしょうか。
割高になる理由は開発費、原料、製造コスト、などですが割高になった分だけ余計なエネルギを使っているわけです。つまりこの分で製品のエコ機能が帳消しになってしまうのではないかと心配なのです。
「古い冷蔵庫は電気を食います」
「無駄な電気を使わないために新しい物に変えましょう」
こういうやりとりを良く耳にします。なるほどこれはエコ活動に貢献できる!
チョット待ってください。まだ使える物を潰して新しい物に取り替えるのはホントにエコでしょうか?
使い切ってからエコ商品に取り替えるのが正しいエコだと思うのです。
寿命の残り分を作ったエネルギーはタダ捨ててしまうのでしょうか。これは無駄遣いでしょう。
捨ててしまうエネルギーと節約できるエネルギーの差を考える必要があると思うのです。
この差を計算するのは簡単ではありません。
一つの方法としてお金に換算する方法を考えました。
100,000円の冷蔵庫を5年使いました。年間の電力使用量は300kWとします。普通、冷蔵庫は15年くらい使えますから65,000円ほどの価値(税法的な価値計算方法とは違います)が残っている思えます。
ここで新しい冷蔵庫を100,000円で購入したとします。年間電力使用量は150kWと仮定します。
古い冷蔵庫の使用可能期間10年で1500kWの電力量(37,500円)が節約できます。しかし65,000円の残存価値を上回る物ではないので急いで交換するのはエコでも何でもなく損失になると思います。
かなり単純な計算ですから異論も多いかと思いますがあなたも考えて見る価値があると思います。
住宅や車、その他建造物なども同じです。
新しい物の美しさとか便利さとかが無視されていますけど!