2011年6月30日木曜日

世の中甘くは無い その2

制作中のガイガーカウンタはいろんなジャンク基板の寄せ集めになりました。
そこでいろんなアクシデントが発生しています。
カメラのフラッシュ利用の高圧回路の電源は電圧を調整したため2.5V、しかし出力-側と電源+側が共通。
歩数計の電源は1.5V。この電源電圧の違いは最初からわかっていたのでダイオードを直列に入れるなど対策は問題なし。
しかし、パルスの入力は、リセットの入力は、グランドが共通ではありません。さらに電源に対してそれぞれ浮さなければならない?
これを繋いで信号やり取りするのは・・・
フォトカップラのお出ましか!
『簡単に』の目標から遠くなりそうで頭がクラクラするのは暑いせいか放射能のせいか!!

2011年6月28日火曜日

世の中甘くは無い

簡単にできそうな気がしたガイガーカウンタ。
今チョットつまづいています。
カウンタその物ではなくGM管から得られるデータ(CPM)をなんとか解りやすい?一般的な?μSvに変換したいと思ったのですが本来無関係の放射線の数(強さは関知しない)CPMと放射線が人体に与える影響つまり放射線の強さがその要素であるμSvは単純な比較が出来るはずがない。
巷に現れる簡易変換係数はその機種におけるモノでGM管が変われば変換係数は違って当然。
net上にある勘違いしそうな表記に引っかかるところでした。
GM管の感度は個体差があるだけではなくその感度補正も難しい。
仮に、あるGM管で測定したら10CPMだったものが他のGM管では6であったりする。
弱い放射線を取りこぼしている。取りこぼしたデータはその後アンプを入れても拾い上げられない。
そう云いながらも未だ本筋はつかんでいないのです。
CPMとμSvとは相関があるので変換が出来るのは間違いではないと思う。
誤差についてはかなり大きいモノと思う。
それは比例関係ではなく相関関係だから。
このままでは目安になるほどのモノしか作れない。それでも平常値と明らかな異常値を知ることが出来れば良いのかもしれない。
多分役に立つだろう。
『おいおい!ずいぶん尻つぼみだねえ』
そう云われても仕方がないが基準になる線源などに手を出すと、気がついたときはそれにより被曝して放射線障害を発症しないとも限らないです。
『深入りしてはいけない』 これだけは念頭にいれて置かねばならない。

2011年6月24日金曜日

表示はデジタルにしよう

アナログにするかデジタルにするか迷ったガイガーカウンタの表示、簡単にまとめることを主眼にデジタルで行くことにします。
表示器は歩数計の改造。速いカウントは苦手だけどガイガカウンタにはピッタリでしょう。
家内の使ってた歩数計100均のでは無いだけあって文字が大きい。使いにくいと何か不満げなのでうまく丸めて取り上げました。
早速改造、何本かの線を引き出し改造完了。
5桁もある歩数計の表示器、1分で5桁になるようなパルスには応答できないと思います。
仮に10000カウントを表示したら多分自分が危ない。

デジタルに決めたホントの理由
測定結果の単位系CPMをμSvに換算する、演算を簡単にやってのける方法を見つけたからです。
そのほかGM管の感度不足を補正する簡単な方法も発見しました。
実験を進めるうちに私のGM管はあまり感度が良くないらしいコトに気がつきました。規定時間あたりのカウント数に取りこぼしがあるように感じます。(弱い放射線を検知しない)
アノード電圧を上げれば多少の感度アップは可能ですが異常放電に繋がります。
GM管は放射線の強度には無関係で一定レベル以上の放射線数を数えるだけです。
一定レベルという曖昧な要素をどうするか他のGM管は10個数えるところ私のは6個しか数えない。
この6個を10個と表示させるには・・・・
この方法あまりにも簡単でチョットだけ ヒ・ミ・ツ!

2011年6月22日水曜日

ガイガーカウンタの高圧電源

思いつきで始めると後が大変です。
飛び上がってから着陸地点を探すようなモノ。うまく降りないと自爆です。
GM管の動作試験をしたメガー、じつは借り物なんです。返せと云われないので好きなように使ってますがいつまでもそんなことが出来るはずもない。
とりあえず置き換えようの高圧電源を作りました。
と云っても本当は使い捨てカメラのフラッシュ電源の改造です。
一番程度の良さそうな後期モデルの電源をいじってみたところ電圧は約340V。1.5Vの乾電池で動作するのですがこの電圧安定度が凄く良いのです。電池が1.4Vを下回ると出力電圧が下がってしまいますが電池電圧が高くなっても出力電圧はほぼ一定です。
(実験には電圧を変えられる電源を使用)
私のGM管には400Vの電圧が欲しいのです。
トランジスタと2~3の抵抗とトランスだけで良くもこんなに安定なモノが作れるモノだと感心し、改造計画は挫折。
チョット旧式のフラッシュ電源はどうだ。
旧式は良いなあ。電池電圧を変えると1.8Vで400Vをクリアこれで良し!
不要な部分を切り落とし大きさは約25X35飛び出した黄色いのは平滑用コンデンサ。
オリジナルのコンデンサはあまりにも容量が大きすぎます。
これは0.47μF、もう少し小型のコンデンサを使えば基板の隙間にのっかりそう。
次は表示器。アナログメータが良いかデジタル式がよいか、音で聞くだけでも良いのか。
うまく纏まるかだんだん心配も・・・・


2011年6月20日月曜日

作ってみました・ガイガーカウンタ


さて、昨日買ってきたGM管を使ってとりあえず動作するモノを作ってみました。
半田付けの数はほんの僅か。
手持ちの部品をつなぎ合わせただけです。
高圧電源には500Vメガーを使っています。
昔はハンドル回していましたが今はSWポンで500vの高電圧が発生します。これをGM管の電源として使っちゃいます。基盤にのっかってるのがGM管です。これはいろいろあるのですが詳細は知りません。ベータ(β)線とガンマ(γ)線を検出できると書いてありました。出てきた信号を友人から貰ったアンプ(黒い箱・100均で買ったらしい)を通してイヤホンで聴いてます。
プツン、プツン、と時々聞こえます。時々早かったり遅かったり。1分間に6~7回(6~7CPM)。
このデータを最近聞き慣れたマイクロシーベルト/毎時(μSv/h)に換算するには0.00833を掛ければ良いらしい。と云うことは0.05~0.058μSv 自然放射線レベルで今日の所は問題なさそう。
計算は気楽に八掛けで良いでしょう。簡易換算・どうせ誤差の大きなモノです。

このままの姿ではいかにもお粗末。いずれキッチリ作ってイザと云うときに備えましょう。
CPMとμSvの換算もなんとなく?マークが付きます。
CPMって放射線の出た数でその強さとは関連がありません。GM管の感度によっては取りこぼしもありそう。実際にはどうなんでしょう。
しかし放射線の計算はとても難解で私には手に負えません。とりあえず簡易換算を鵜呑みにしておきます。

放射線検出に熱くなると標準的な線源が欲しくなります。しかしそれは被曝と裏腹でとても危険です。
キューリー夫妻も実験による放射線被曝が原因で放射線傷害に苦しんでお亡くなりになったと聞いています。(夫の直接死因は交通事故)
深入りはしませんように!!

2011年6月19日日曜日

GM管(ガイガーカウンタの心臓部)

しばらくぶりに秋葉原へ行ってきました。
日曜日の歩行者天国は忌まわしい事件や、人災とも云われる原発事故を忘れ去るほどの賑やかさです。
買い物の予定もなくジャンクや巡りも掘り出し物や面白いモノもなく帰途につく前に情報源でもある『桜や電機』に顔を出ししばし雑談。
ふと目に付いた『GM管あります』のフダ。
おやこんなモノ売ってるの!
結構売れてるよ!
でも高圧電源や表示が厄介で!
簡単に作る方法無いかなあ!
どうせキッチリ校正なんか出来ないから正確なモノは無理だけどレベルを比較するだけならそんなに面倒なこと無いんじゃあないの!
つい口が滑ってしまった。
店を後にしたとき鞄の中にはGM管が入っていたのです。
このGM管、ロシア製であることは解ったのですが検出可能線種など素性は???

さて、簡単、簡単、と軽口を叩いた災いは・・・
帰りの電車の中、居眠りしながらとりあえず簡単にテストする方法は・・・
使い捨てカメラのフラッシュ電源はあまりにも有名。
ただテストだけなら・・・
閃いた方法は思いも寄らぬ新方式・・・あしたのお楽しみ。

2011年6月11日土曜日

シーメンスのXtal (社名表記を訂正しました)

先日、友人からいただいたXtalの話をしましたが、その中にドイツではとてもポピュラな会社ですが日本では見かけることが少ないシーメンスのXtalがたくさんありました。
一番左を除いてすべてシーメンス製です。
左は、HC13/Uと同型、型番の記載やメーカ名の記載もありません。
周波数は100kHzで30pFの記載があります。実際に発振させて見ると30pF程度の負荷容量を接続するとほぼ正確な周波数になるようです。
(簡易カウンタのため精度不詳)
右側の上(裏)下(表)は基板取り付け用アッセンブリと思われます。基盤に実装した後Xtalのみ交換が可能で安定な取り付けが出来ます。日本では見かけないユニットです。
中央の6個は前述の通りシーメンス(SIEMENS)の製品です。型名の記載はありませんがHC6/UとHC18/U(小型)と同型です。
リード線の引き出しはハーメチックシールですが製造時期による構造の違いが見られます。
上段の左側はガラスケースなので内部がよく見えます。周波数は140MHZで原発振は1/9です。
このタイプはPHILIPSやQK(正式名不詳)でも見かけますが日本製はほとんどありません。
写真では詳細をお目に掛けることが出来ず残念です。

私のXtalコレクションも最近は沈滞気味です。こういうのを見ると海外のHAM(アマチュア無線)イベントに行きたくなります。
来年は何とかして行きたいです。
でも、よく考えてみますと最近のHAMはXtalなんて見たこと無いのかもしれません。
ダイヤルを回せばXtalなんか意識せず好きな周波数を選択できるのですから。
無線機の内部を開けて改造調整が自由に出来る資格はアマチュア無線だけだと思います。
その資格も生かされず幻になりそうです。
最近の無線機、壊れたら自分では直せないですね!

★シーメンス(SIEMENS)かジーメンスか?
なじみの深い社名ジーメンスですが・過去においては確かにそうだったと信じていますがシーメンスが正しいのではと、云われ調べてみましたらシーメンスグループのホームページでも日本語表記で『シーメンス』を使っています。それを確認したので訂正しました。
発祥の地ドイツでは当然SIEMENS、それを日本語や英語にするから厄介なことになるんですね。
シーメンスと云う人が多いのは知っていたのですがジーメンスが正しいとの思い込み、失礼しました。
電気の単位系としてはいまだジーメンスを使っているように思います。

2011年6月4日土曜日

ドイツから義援金

昨日(6月3日)JAIGのdf2cw、dn2mcw壱岐さんご夫妻を囲んで食事会がありましたので行ってきました。
壱岐さんは今回の東日本大震災にドイツの友人から預かった義援金を届けに来日されました。
このnewsはQTC-Japannに掲載されています。
ドイツのJAIGメンバーそして友人の方々ありがとうございます。

この食事会の席で私はスペシャルプレゼントをいただきました。それはこの写真のにあるXtalユニットです。
最近新しい発見が無く沈滞気味のXtal コレクションですがこの中に珍品が紛れ込んでいます。
近々MUSEUMに登録させていただきます。壱岐さんありがとうございます。