ドギーバッグが流行ってる?らしい。
本当だろうか?話題になってるのは間違いない。説明するまでもなくレストランで食べ残しの持ち帰りです。
ドギーとは こいぬ のことでチョットかっこつけて「犬の餌に貰っていきます」と云うわけです。
洋の東西、皆同じなんだ。もちろん自分が食べるのが主たる目的です。
数年前、友人とアメリカに行ったのです。不細工な男の二人旅。ご多分に漏れず料理が多すぎます。
「アメリカ人はドギーバッグを貰っていく人が結構いるんだよ」
アメリカ勤務の経験有る友人の一言。
「そうか、日本でも昔は中華料理店などで良くやってたね」
「もったいないからやりますか」
どちらから云うともなく
「ドギーバッグ有りますか」
「oh、sure」
と、小さなプラスティックの箱を持ってきてくれた。
チョット恥ずかしげに、実は「ラッキー」と詰め込んで一食助けました。
まあ、男同士ではあまりやらない光景かも知れない。
なぜ? 見栄っ張りな江戸っ子には出来ない所作です。
「もったいない」と云うことから、日本でこれが定着するかどうか話題になっている。
お店によっては中毒事故の心配から断る店も有ります。
特に生ものは断られることが多いです。
日本でもやったコトがあるのでのでこれはホントです。
やったのはカミさんと云うことに! 江戸っ子は出来ないのです。
でもほとんどの店はドギーバッグが用意されています。遠慮することはないのです。
いや、恥ずかしがるコトでもないのです。
日本での定着を阻むモノ、それは 見栄っ張り・江戸っ子の の気持ちだろう。
むかし、有る商店街の福引き係から聴いたことがある。
「景品は何にしますか」
「犬にやるからサバのカンヅメ頂戴」
今は、サバも高級魚。大衆魚でとても安かった時代の話です。
サバの缶詰は大人気でした。
チョットかっこ悪いからイヌにやるなんて!
でもその頃、そんなにイヌ飼ってる家はなかった。
ドギーバッグを流行らせるには・・・
見栄っ張りの江戸っ子をどう手名付けるか。
もちろん本物の江戸っ子は割り切りが速い。
江戸っ子ではなく江戸っ子気取りの人種が一番厄介なのだ!
合理主義の関西人はどうなんだろう。
西宮?のベニさん、アンタならどうする!
クシャミが出ても風邪引きではないからご安心下さい。
関西に友達がいない私が真っ先に思い出したのが ベニさん あなただったのです。