2013年3月19日火曜日

金魚の水槽の冷房

金魚の水槽の冷房用ファンを交換しました。
これで3回目です。
120mmのスケールファン・AC200V用を100Vで回すようにしました。
以前は小さいファンでうるさかったのですが、騒音防止のため定格より低い電圧でゆっくり回転させその分ファンを大きくして風量の低下分を補っています。

これが初代です。
http://park15.wakwak.com/~ja1cvf/diy/suisou/suisou.html
水槽の上に置くフィルタユニットの蓋にファンを取り付けただけですが蒸発熱を利用して室温より3度くらい下げることが出来ます。

ファンが故障するのは使っていない冬のシーズンにフィルタから上がる蒸気がファンの中に侵入しさびなどを発生させるのが原因のようです。
使用中に壊れたことはありません。今回も冬の休止期間に壊れました。
そろそろ暑い季節になるので検査をしたらモータの軸受が固着していました。壊さないために休止期間中湿気を吸い込まないようにカバーするなど何らかの対策が必要です。

2013年3月11日月曜日

ユニターF

LCRブリッジ 『ユニターF』 と云うモノを貰いました。
L,C,R,をある程度正確に測定するものです。
このユニターFですが表示器に普通のテスター(SANWA・F-7TR)を使っています。
テスターの製造年は1966年で当時はまだまだ電子機器が高価であった時代。本体の製造年は不明ですが同年代でしょう。
高感度メータを単に利用したのか?テスターの機能を付加価値ととらえたのか?良く解りませんがいかにもアマチュア的。


この様な複合機使ってるシーンを見たことがない。あまり流行らなかったのか?
それとも・・・ブリッジって欲しいとは思う測定器ですが実際に持ってる人は殆ど居ません。
アマチュアの工作では慣れてくると適当にコイルなど作って、追い込みで仕上げてしまう。
いい加減さがお金を出し渋るのでしょうか。
私、ブリッジは学校以外で使ったことがありません。いつもいい加減な物作りをしてる証です。

保護回路が働いたテスターの修理

もう2年ほどになるかもしれません、HIOKIのテスタ3030-10をいただきました。まだカタログにある現行品です。
保護回路が作動して動作不良となり保護素子を外してあります。
保護回路のおかげで壊れずに済んだようです。修理に出すと7~8000円掛かるとのこと。これは新品が買える値段・・・とうなっているんだ!

電池交換ネジを外すと内部も見ることが出来ます。基板固定用の爪を起こすと配線部分を見ることが出来ます。
部品番号Z101・バリスタ?が故障したと聞いていましたが既に取り外されどんな定格かは不明です。
フューズは異常なし。交換済みか?
実際に動作させてみるとZ101はどうやらクランプ回路のようです。つまり所定以上の電圧がかかるとZ101に電流を流しメータを保護するらしい。
どの程度の電圧でクランプが掛かるかが重要ですが高感度メータに近い部分ですからテスタなどでは測ることが出来ません。
普通のスイッチングダイオードを正逆パラにして入れて見ました。
推定通りなら何らかの動作をするはず。
定電圧電源で3Vを供給し電圧を測ってみる。『おお良いじゃん』ちゃんと正しい表示をします。
念のため抵抗測定X1レンジにしてゼロオームを確認・・・メータは半分ほどしか振れません。Z101の回路はレンジによって動作点が違うようです。
スイッチングダイオードは0.6V程度から電流が流れますからZ101の回路は0.6Vでクランプされていることになります。
あいにくツェナーダイオードもバリスタダイオードも都合の良いものを持ち合わせていません。
部品箱を掻き回してLEDを見つけました。赤LEDは1.4V位から電流が流れ始めます。
高抵抗レンジの時フルスケールになりません。
次に取り出した白LEDではどのレンジでも正しく表示されるようです。このLEDは2.2V程度から電流が流れ始めるようです。
*実際にはACの低電圧レンジなどソースが無かったのでテストしていません。

いかにもアマチュア的な修理ですが十分使えるテスタになりました。
LEDは電圧の基準にするモノではありませんからメーカにより特性が違う可能性があります。流せる電流も小さく保護回路としてどの程度機能するかは不明です。多分このダイオードが飛ぶ前にフューズが切れると思います。