2009年10月31日土曜日

抽斗が抜けない。

抽斗とはどう書くのか?昔はこう書いたのですがこれでは何処かのTV番組のようで読みにくいですね。
抽斗、引きだし、引き出し、抽出、どうやら素直に引き出しと書くのがよいらしい。
引き出しの話なんですが、書き方の話ではありません。
古い子供の整理ダンスがあったので工作用のモノ入れにしようと埃を払い緩んだ所を修理しました。
修理は午前中2時間程で一段落、接着剤が乾いた所で再度改造に取りかかります。
昼食後、乾き具合を見るために引き出しの点検です。
ガタピシしてたのがスムーズに動くようになりました。1段目2段目3段目快調です。
次は・・・おい!抜けないよ!
何かが引っかかったように片側はチョット出るのに全体が抜けてきません。
何も入れてないのにビクともしません。
他の引き出しを全部出して何が引っかかってるか総点検です。
スチールの定規を隙間に滑り込ませて引っかかってるモノはないか・・・
普通引き出しが出なくなるのは入れたモノが浮き上がって上の段に引っかかることが多い。
荷物は何も入っていないし上の段は抜き出してあるので引っかかりません。
下の段のモノが引っかかってる訳もないのです。下の出しはこれまた既に抜いてあるのです。
4段目だけがカタカタ云うだけで抜けません。
定規を上下左右隙間に差し込んで引っかかってるモノは何か。
下側に差し込んだ時、何となくキツイ。
ここが怪しい。しかし引っかかる危険はほとんど無い場所が。
安物の引き出しがこんなにきつい訳がない。
高級タンスなら空気も漏れない程ぴっちり出来てるのですがスカスカの安物。
定規をさらに押し込んで・・・
急に力が抜けました。引っかかりが取れたのです。
引き出しは何事もなかったように出てきました。
引き出しの下側、摺動面に接着剤がこぼれていたのです。
それに気が付かず引き出しを差し込み乾燥待ち。
明日まで待たなくて良かった・・・

お粗末な話でした。

2009年10月24日土曜日

赤チン

『赤チン』というのをご存じでしょうか?最近は殆ど使われないようなので知らない方も多いかと思います。
何で急に『赤チン』か?
実は最近 桜井茶臼山古墳石室全面に赤色顔料水銀朱」 なるニュースが飛び交っていたからです。
どうやら、この水銀朱というのは水銀の硫化物で鳥居や印泥(印肉)に使われる赤い色のことらしい。毒性もあるようです。
同じような用途に使われる赤色顔料にベンガラというモノがあります。こちらは塩化第2鉄などの鉄系顔料で特に有害なモノではありません。

私がこの『水銀朱』でひらめいたのが『赤チン』だったのです。
赤チンは私が子供の頃、どこの家にもある傷薬の常備薬。傷を治すと云うより単なる消毒薬だったと思います。その赤チン最近は使われなくなっています。マーキュロクロム液と云うのが正式らしいです。

赤チンは赤色の殺菌剤、その効能を利用して防カビのために塗ったのかとひらめいた、と云うより早合点したのです。
とんだ恥さらしだったのですが、この赤チン、水銀の有毒性から現在日本では作られていないらしい。
実は我が家に『赤チン』がいまだ存在します。また現在でも原料輸入品が販売されているようです。
有毒性は使用状態より、製造j現場の方が大きいと云うことです。
そんな訳で我が家では実際に使用しているのです。

水銀中毒と云えば水俣病が大問題を引き起こしました。また過去において水銀朱による中毒が出たこともあるようです。
お陰様で私の寿命も少なくなっておりますが今のところ中毒症状もなく生きながらえています。

身の回りには危険な素材が使われています。
水銀は蛍光灯にも使われています。
22世紀は無いのでは!と危惧を持っている私ですが、水銀のような重金属、大気汚染、放射能汚染、は自業自得。そして必死に汚染物質の除去、解毒、殺菌をしてる、にもかかわらず次々と現れる新型ウイルス、細菌、どれかが人類にとどめを刺すと考えるのは心配しすぎでしょうか。

いまだ封じ込みが出来ない新型ウイルスの感染を逃れるために健康管理には気を付けましょう。
無駄な抵抗か・・・

2009年10月17日土曜日

せんじがら


先日、急に思い立って石見銀山から隠岐の島へ行ってきました。
広島まで空の旅。チョットうとうとしてる間に広島空港へ到着です。この地方へは殆ど行ったことがないのです。何時も通過してるだけでした。
バスに乗って石見銀山へ向かう途中で見かけたモノ。
『せんじがら』一袋¥1050也。チョット買ってみたい衝動に駆られたのですが試しに買ってみるには、チト高い。味は絶品と云ってましたが。「半分にせいや」と云ってみたのですが無理と云われその場を離れたのです。
よそにもあるだろうと思いつつ。
味が気掛かりだったのだが、とうとうそのチャンスは訪れません。
その正体は『ホルモンの唐揚げ』と云うことでしたがよその店では見かけること無し。チャンスを逃した。

バスは島根県に入り一路石見銀山へ。広々とした立派な家が多い。地方都市の豊かさであると感じます。
その道すがら家々の軒先に 大黒様の顔 を飾った軒瓦が目に付きます。気を付けて見ると塀の角には 鳩の飾り が乗ってる家もあります。
石見地方は瓦の名産地であることを改めて知ることになりました。伝統の瓦屋根は赤と黒、見事なモノです。その瓦何と言ったか?石州瓦、赤が基調少し黄色み掛かっている。
良質の原土不足が気に掛かる。

しかし町並みは閑散としている。
閑散とした空港、土地の景観を突き抜けるように造られた車の通らない道路、道路。それでありながらその脇には大渋滞の道路がある。
道路造りの総合的な方針がないまま高速道路を造ってしまったとしか云いようがないのです。
何とか会館、何とかセンター、何とかホールは目を見張る程立派だ。確かに町をいじり壊してる。住民の顔が暗く見えるのは気のせいか。
宍道湖の干拓は中止された。土地のかけがえのない財産は残されて良かった!

ところで、山陰の旅、何見てきたの?
う~ん、地方の豊かさを見てきたのかなあ!人々はおおらかです。東京は活気があるようだけれど実は余裕がなく窮屈で息苦しい。それが東京の貧しさかも知れない。


2009年10月9日金曜日

ジャンク屋話のついでに、もう一つのBIRD43



コレの出所はジャンク屋ではないのですが BIRD43の続きで珍しい?写真を一つ。
正真正銘BIRD43であります。トリのマークはいくつかのバリエーションがあるようですがコレにはトリが居ません。
おい本当か PART No 430021 となってるじゃないか!
過去に4310で痛い目に遭ってるのにまだ懲りない。
会社の電話番号も入っていますから本物でしょう。
検査の結果bird43の初期品であることは間違い有りません。
シリアル番号が5桁のモノはトリが居ます。
コレは4桁6320 1957年製です。この年に私はまだアマチュア無線をやっていません。SWLを楽しんでいた頃です。
コレに最新型のスラグを差し込んでチャント使えることが凄いと思いませんか。
ネームプレートのデザインは変わっても基本構造は変わっていません。BIRD43は今でも健在、大人気で通過型電力計のスタンダードとしての座は揺るぎ無しです。
ちなみにコレは友人から貰ったモノです。元を正せばコレもジャンク屋のゴミ箱から拾ったらしいのです。
接触不良があったのですが簡単に修復できました。

写真追加(2011 Dec 17th)・無いと思った鳥のマーク!
3枚目の写真刻印部分・これ鳥のマークに見えると思うのは私だけでしょうか。


2009年10月3日土曜日

秋葉原ジャンク屋事情 OO測器 その2

メータのメモリに注目して下さい!!!
左は標準型 bird43 に改修された bird4310右は4310についていたメータです。(写真をクリックすると大きくなります)

暑さ真っ盛りのHAMフェア会場。
BIRD43のスラグ、スラグ、スラグを求めて会場を右往左往。ありましたよ!程度の良さそうな500H。
「250Hで良いのだけど・マッ、イイッカ」
「コレいくら」 「5000円}
「ギク! 高いなあ!」 「程度良いんだから、それでも安いんだよ」
ソウなんです。けして高くはないんです。それでも粘ってチョットだけオマケしてくれたような気がしました。1000円の本体に引っかかって高い買い物です。
高級品とは云え送信機の電力を計るだけです。
それに、このBIRD43は精度がよいのですが使用する周波数帯によってこのスラグを用意しなければなりません。
いくつ必要になるか?魔のスパイラルに巻き込まれ始めたのです。

家に持ち帰ってスラグを入れてみました。
その表示は・・・やはりおかしいのです。
表示は微妙におかしいのです。誤差として考えられるレベルではありません。
と云うことはメータがおかしいのか?無駄な買い物してしまった。メータを交換しなければダメか!
流石に交換用のメータは日本では入手困難です。アメリカからでは送料もバカになりません。
「うまくジャンクを見つけたら交換することにしよう」
「とりあえずしまっておこう」

そして、チャンスは訪れました。
HAMVENTIONへの参加です。最大級のHAMイベント・ここにはBIRD43のリペアパーツを売る店も出展するはず。
メータは当時6000円程だったと記憶しています。
メータを交換してバッチリ!修理完了!

ではどうしてメータがダメになったのでしょう。
BIRD43シリーズはどれも30μAのメータを使ってるはず。
そしてすべてのパーツに於いて発売当初から現在にいてるまで互換性を持っていることがBIRD43の特徴なのです。私のは4310です。(後継機のピークパワーメータ4311のスラグは互換性有り)
どうしても使い方に疑問があったのでBIRD社から4310の取説を送ってもらったのです。それには『廃番品なのでコピーである』のメッセージが付いていました。
取説を良く読むとBIRD4310だけが特殊規格だったのです。オシロスコープを接続してピーク電力を見られるようになっていたのです。さらに外部電源も必要で、そのためスラグもこの機種だけ特別なモノを使うようになっていました。スラグは入手困難(販売中止)です。
オシロスコープを使うことなく測定できるようにその回路を外していましたので一見標準のBIRD43になっていたのです。ところがメータ回路の直線性が違うためフルスケールは同じでもメモリ付けが違っているのでした。(写真参照)
つまりメータ本体の故障ではなくメモリ板の交換が必要なのでした。
『騙したのか騙されたのか』未だに疑問です。まともに買うより安かったから良いとしましょう。

BIRD43・最近の国内での参考値段 http://www.rfinq.com/bird.html

秋葉原ジャンク屋事情 OO測器


早々と終わりを宣言し、再び再開すると宣言したので『騙し騙されネタ』を一つ。

もう10年以上になる・・・おとぎ話が、むかしむかし・・・と始まるのと同じで年数にはあまり意味が無く昔の話であります。
秋葉原の測定器屋さんが空き店舗を利用してジャンク市をやってました。結構長期間にわたりやってましたので私も何回か利用しました。
ある日、BARDのパワー計がゴミの陰に埋まっていました。コレは知る人ぞ知る人気商品です。最近ではジャンク(中古)でも20~30k(重さではありませんよ・2~3万円)するのは当たり前の人気商品です。
「コレいくら?」
「それね、壊れてるみたいだけど、店長!いくらですか?」
「故障品だから1000円で良いよ!」 当時は安かったがそれにしてもバカ安だ!
オオム返しのように「それ買います」
スラグと呼ばれる付属品も付いてます。店長はコレの値打ちを知らないな!ラッキー!
喜び勇んで持ち帰りました。
埃を払うのももどかしく、テストをしてみました。
とんでもない値を表示します。明らかに不良品のようです。
このパワー計はアメリカ製の高級品で同類を持ってる友人もいません。比較テストも出来ません。
しかし構造は簡単で壊れるのは付属品のスラグ、メータ、コネクタくらいです。コネクタは目視検査で合格。メータは一番怪しい。スラグも怪しい。
チャント使えるようになれば必需品のスラグ、チャントした本体無いのにスラグを買うことにしました。
この辺から悪夢の始まりです。数ヶ月後、暑い夏に開催されるHAMフェアで見つけたら買ってみよう。
勘の良い人なら気が付くのでしょうが私はMODEL4310 SERIAL113を見てずいぶん古いモデルだなあと思っただけ。4310を軽く考えていたのです。
人気沸騰のbird43とは違うと気がつくには暫く時間が必要でした。

2009年10月1日木曜日

秋葉原ジャンク屋事情 最終回は訂正します

最終回はまだ早いと云われ気が付けばそうだ。まだまだ面白い話があります。
もっとも、面白いと思うのは自分だけかも知れないのですが。
いずれにしても最終回は当分先のことにします。
今日は歩き疲れたのでお話しは無しです。