2008年1月18日金曜日

エコロジーってほんとに役立っているのかなあ!

本来の意味は生態学というような生物学的一分野の事ですが最近は環境に配慮した、環境に優しい物、エコロジー商品などの意味で使われることが多くなっています。ここでは後者の意味で使うことにします。
エコロジーについては私も興味があり太陽熱、太陽光、雨水、に始まりリサイクル商品についても自分なりに考えて積極的に利用することを考えております。
ところがこれを積極的に進めれば進めるほど「ほんとに役立っているのかなあ」と疑問を感じるのです。
これを改めて取り上げたのは他ならぬ、年賀はがきの偽装再生紙問題が取りざたされているからです。これをきっかけにエコロジーについてもう一度考えてみようと思うのです。

人間が叡智を結集して(そのつもり)便利さ快適さを求めた結果、地球がそれを受け止め寛容する限界を超えてしまったのです。やっとそれに気がついた一部の人間はエコロジーを唱え始めたのですが原点に戻って考えてみるとそのエコロジー活動は何処か間違っているように私自身思うようになってきました。
エコロジーを考える場合、地球に負荷をかけないと云うことそれは資源の節約、廃棄物の再利用と言うところに行き着くのですがその時節約や再利用のために余計な費用が掛かるのです。
この費用はエネルギーを使ったり、新たな資源、人件費(人間の生活によりエネルギや資源を使います)などです。この費用を地球に対する新たな負荷と考えなければならないでしょう。
太陽光発電は使用中ほとんど地球に対する負荷はないと思います。しかしそれを作って。設置する費用はかなり高額です。この発電量が費用を回収して一般の電力購入費用とバランスがとれるためには何年かかるでしょうか。
これを考えない限りソーラ発電をエコロジーの代表とは云えないと思うのです。
つまりエコロジーを考えるときその費用が余計に掛かる場合は総合的にエコロジーとは云えない。
この費用を一つのエコロジー尺度として組み入れることが重要だと思います。