2010年12月20日月曜日

さびしい話

T-zoneが廃業になりました。
T-zoneといえばアマチュア無線家にとって馴染み深いジャンク屋“ トヨムラ ”を思い出さずにはいられない。
私がアマチュア無線を始めたころは、無線局開局にジャンク屋なくしては考えられない時代。
秋葉原の青果市場の前でジャンク屋としては品揃えも豊富で大きな店を構えていました。
米軍払い下げの無線機は、時のアマチュア無線ブームで私には高嶺の花。どれを見ても買える値段ではありません。
私が買うものは部品取り用に解体された細かい部品。それはそれで、普通のラジオやでは売ってない貴重品でした。
ダンボールの箱に無造作に放り込まれた中からこれはと云う逸品を見つけ出す。
楽しくもあり、侘しくもあった部品探し。
トヨムラは忘れることの出来ないお店であったのです。
その後、経営母体は度々変わりながら電子機器のキット販売や半導体部品の店に転進したりマイコンと呼ばれるパソコンの魁としての部品販売などを手がけたのですが。
そのトヨムラも時代の流れに翻弄されながら、創業者 豊村 の『 T 』 “T-zone”の名前を冠しコンピュータのDIYショップとして生き残るかに見えたのですが、2010年11月末に終焉を迎えたようです。

最近のDOS/V通り(中央通の西裏通り・T-zoneがあったところ)もなんとなくひところの賑わいがない。
組み立てPC(DIY・PC)の人気にもかげりが見られます。
世界に名だたる電気街秋葉原の先行きが気になるのは私だけだろうか。
最近は秋葉原の冠称に“オタクの聖地”とか“アニメの聖地”とかいやな響きが聞こえます。
ゲームセンタやパチンコ屋がふえてまるで歓楽街のようになってきたのです。
電子技術に興味を持ち始めた小学生や中学生が歩くには不向きな町になってきました。
少々落ちぶれ始めた電子立国日本も立ち直れないのか?
いまだ世界一と思ってる人が多いのも困ったこと!
今週は秋葉原へ行ってみよう。

なお、アマチュア無線機器販売会社(株)トヨムラは営業しております。

2 件のコメント:

TKT さんのコメント...

T-Zoneの店舗は、買い取ったサードウェーブが自社の店舗として使うようですね。
生鮮食品と同じようなパソコンパーツの扱いに失敗というより、この業界の衰退でしょうか。
昔は、秋葉原へ行くと言えば、その目的は絞られましたが今はわからなくなりました。(^^;)
たまには、赤津加で一杯したいですね。

エフ さんのコメント...

周りを見渡してもパソコン組み立ててる人いないです。せいぜいHDD交換とかしてるくらいです。
パソコン業界は厳しそうです。
赤津加、行ったのはもう昔で忘れました。大地震が来る前に行かないと・・・
鳥万も良いですね。
お正月にでも誘ってください。