2011年9月6日火曜日

MLA(磁界ループアンテナ)‥VC制作に必要な条件、材料

MLA用VCは何回か作っているのですがうまく行かなかった物もあります。
HF帯100W(連続)出来れば200W、固定局で使う耐久性を検討します。
操作性についてはモーター等によるリモコンを考慮しますが私の実験課題に入れません。


100Wで使用するには耐圧5kVを確保、屋外使用のため紫外線、雨(雪)などの耐候性が要求されます。
*MLAの電気的特性などはnetに参考資料が沢山あります。それらを確認下さい。
耐圧5kVの要求では約5mm以上の絶縁空間が必要です。絶縁物の表面を走る縁面放電は条件が悪いとこれの10倍‥50mmにも及ぶことが有ります。何回かのテストの結果塩ビ板などで20mm以上有れば大きな障害はないようです。常に縁面距離を考えて作る必要があります。
★ 絶縁物にはホームセンタなどで入手できる素材にします。
プラスティック系の材料やさんで相談するとあまりにも品種が多く不勉強な私には対応できません。
塩ビ(PVC)、ABS、アクリル、スチロール、などですが耐候性が良く加工がしやすいのは塩ビ系です。
透明より着色された物の方が耐候性は良いようです。但し黒系はカーボンが混入されていることが多く絶縁上問題が発生する場合があります。グレー系が無難です。
下水配管などに使う薄口の塩ビ管が入手性、耐光性も良く使いやすい。
★ 金属部品はアルミ、真鍮、ステンレスなどを使います。入手先はホームセンタ、秋葉原などです。

★ 使用工具は誰でも持ってる一般工作工具の他にブリキ鋏とボール盤またはドリルスタンドです。
特殊工具は使いません。旋盤やフライス盤などは無いものとして考えます。
ボール盤が無いときはかなり困難がありますが何とかその対策を考えます。そうは云っても1万円以下で購入できますので購入されることをお勧めします。無駄にはならないと思います。
参考‥作業台 http://park15.wakwak.com/~ja1cvf/kou/sagyoudai.html
★ 調整用に1pFが読める容量計が必要です。50MHz帯や28MHz帯などで使いたい場合はVCの最小容量も重要なのでご注意下さい。
容量計はローバンド用の付加コンデンサを作るときにも必要です。
参考‥LCメータ http://park15.wakwak.com/~ja1cvf/diy/lc-meter/lc-meter.html

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