2009年4月22日水曜日

拡張7MHz

7MHzバンドが拡張されてそろそろ1ヶ月。
友達にハッパ掛けられ、私としては久々の7MHzでQSOしました。
50年前にアマチュア無線を開局してはじめて電波を出したのがこの7MHzバンドでした。けして感度がよいとは云えない自作の高1中2の受信機に807シングルのA3送信機。アンテナは狭い敷地に何とか押し込んだベントダブレット。フィーダは割り箸をパラフィン上げしたハシゴフィーダでした。
自分で作れるモノは何でも作る。お金がないので高い部品は買えず古いラジオを捨てる人がいれば遠くまで自転車に乗ってもらいに行きました。807(UY807)は1000円くらいしたと思います。電車の初乗りが10円、ラーメンが40~50円。コレはとんでもない高いモノです。
マイクはさらに一桁上でとても買えるモノではありません。電話のマイク(ハンドセットのカーボンマイク)を外して使い、終わったらそっと返しておく。そんな強者もいました。私は鉱石ラジオのクリスタルイヤホンを箱に入れクリスタルマイクと称していました。
必需品の水晶(Xtal・水晶振動子)はジャンクの6MHz帯のモノを研磨して7MHz帯で使えるようにしました。しかし無線局落成検査の時それでは合格しないと云われ(本当かどうか定かではありません)何とかジャンクで使えるものをを探してきたのです・・・その日だけ友人から借りて来たようなきもしています。普段の運用はVFO(LC回路の自励発振)ですから困りません。
受信機からアンテナまですべて自作でした。
こんなことを思い出しながら拡張バンドでの1stQSOは釧路の局でした。
手作りの受信機では聞こえなかったオーバシーの局も時々聞こえてコレは楽しめそう。50年目に再びときめきを感じています。

0 件のコメント: