2008年9月23日火曜日

水晶振動子


水晶振動子と聴いてピン!と来る人は少ないかも知れません。

電波の周波数や時間の基準である電気信号を作る部品です。水晶の薄い板に電気を加えると圧電現象によりその板に歪みを生じます。継続的に電気を断続させると一定の周期で振動するようになりその振動を元に安定した電気振動を作ります。
昔は、と云っても圧電現象が知られて100年余、実際に振動子として使われるようになって80年程、大きくて存在感のある部品でした。 ★写真はcvf museum 収蔵品です★

実はその水晶振動子を収集しているのですが80年程の歳月で小型化が進み米粒より小さなモノばかりになり、見て楽しむこともままならないつまらない部品になってしまいました。
そして収集品として珍品を見つける事がほとんど無くなりました。
それでも古き良き時代の思い出のために集める水晶振動子です。
yahooオークションなどからは目を離さずお宝の出品を待ち続けています。
先日、久々に気を引く出品がありました。それも2本同時の出品です。何と骨董品並みの驚きの値段が付いています。安ければ札を入れてみたいのですが・・・。
収集品には興味のない人には判らないそれなりのポイントがあります。
稀少品であること・時代とともにすべて稀少品になります。
保存状態がよいこと・美しくなければダメですね!
性能を維持していること・壊れてるモノはダメです。しかし希少価値がそれを払拭する場合もあります。
基本性能・規格や定格が目を引くモノ・初版本やキリ番品が人気があるのに似ています。
今回の出品がこれらをクリアしてるとは思えず入札は見送りです。
しかし後であのとき落とせば良かった!と思うことはたびたびあります。
きっと誰かが落とすでしょう。その時止めたと思いつつ悔しさを感じるのもたびたびです。
お時間のある方是非こちらにお立ち寄り下さい。
これらの収集に多くの友人達のお力を頂いております。 感謝!

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