2008年9月29日月曜日

3度目のチャンス

今あるモノを逆さまにしたら何か新しいモノが見えるかも知れません。
今朝の新聞にLED素子がソーラ発電素子に、それも驚くべき高効率の発電素子になりそうだと云うのです。多くのアマチュア研究家はLEDに光を当てると発電することは現象として知っています。もちろん私も知っていました。私の場合「フ~ン面白いなあ」と、そこでおしまいでした。これが50%を超える高効率の発電素子になるとは。

私のコレクションに水晶振動子があります。
http://park15.wakwak.com/~ja1cvf/cvf-museum/museum.html
この水晶振動子は物理的大きさによってその振動数が決まってしまいます。これが非常に安定で振動の基準に使われたのです。50年ほど前の話ですがアマチュア無線局を開設した時その水晶振動子が必要になりました。お金のない私は中古品を探したのですが、ちょうど良いモノは既にほとんど無く周波数の低めのモノを研磨して周波数を合わせる裏技を使いました。当時のアマチュア無線家はほとんどの人がやってた裏技?でした。裏技だけに失敗すると周波数が高くなりすぎてしまいます。
高くなりすぎるとゴミ箱行きですが何とかならないか。
裏の裏技赤チン、最近はこれも使われないので知らない人が多いかも知れません。これを少し研磨しすぎた水晶片に塗ると振動数が下がるのです。
これは打楽器の音程を調整するのと同じです。
私もこの裏の裏技を使ったこともありました。でもここで終わってしまったのです。
しかし世の中にはこれを追求して研究した人がいるのです。
水晶に付着した薄膜の厚さを振動数の変化で計測する方法を実用化したのです。今、多方面で使われています。
私は2度も大きなチャンスを見逃してしまいました。

3度目のチャンスはもう頭が固くなりそれに気がつくことはないかも知れません。
でも最後のあがき。
ソーラ発電パネルは太陽に曝され暑くなると効率が下がります。そこで裏側に水を通すと温度が下がり効率が上がります。さらにお湯も沸きます。「そんなこと云われなくたって知ってるよ」 それでは水の代わりにペルチェ素子を貼り付ければ2重に発電できるのですが! その裏をヒートポンプで冷やせばさらに効率が上がります。このやり方は蒸気タービンの冷却水に考えが似ているのですがいかがでしょう。
*ペルチェ素子は本来電流を流して温度差を作り出すモノです。この様な使い方はしません。
3度目のチャンス チョット虫が良すぎるかも知れませんネ。

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