2008年3月12日水曜日

緊急地震速報

緊急地震速報が昨年10月から稼働していますが4月からはラジオでも放送されるようです。
地震が発生し初期微動を感じたとき、即時にそれの規模を推定し震度3以上が予想されるとき緊急地震速報を発するらしい。
震度5を超えると地震被害が多くなるので被害が発生しそうな地震の時この警報が出るのでしょう。
この警報の根拠は初期微動として感じるPはと本震と云われるS波の進む早さの違いで本震が来る前に警報を出し準備を促すためのモノと理解しているのですが、その効果はどんなモノでしょう。
地震予知が先が見えず一向に進まない、そこで思いついた苦肉の策と思えて仕方がないのです。
つまり「本当に役立つの」と疑問を感じているのです。
P波は5~7km/s,S波は3~4km/s進むと云われています。マグニチュード7を超える大きな地震では震度5以上の範囲が震源から100km以上に及ぶことがあります。仮に、あなたのお住まいが50km位の地点だとすれば、地震が発生し警報を出すまでに数秒、本震が到達するまでに12~14秒ほどの時間が掛かります。10秒程の時間差が得られますから緊急避難的心の準備も出来るでしょう。しかし比較的発生回数の多いマグニチュード4~5の中規模地震ではほとんど役に立たないことが解ります。
このレベルだと震度5の範囲は震源から20km程度、到達時間は5~6秒、発令所要時間を入れると到達時間まで2~3秒となります。この時間であなたは何をしたらよいでしょう。
災害は忘れた頃にやってくる。肝に銘じて出来ることをしておきたいモノです。
発電式ラジオは準備したのですが他に避難用ロープとか・・・・

参考:防災科学技術研究所のホームページ
http://www.hinet.bosai.go.jp/about_earthquake/part1.htm