2010年8月9日月曜日

東京が終点

いささか旧聞になりますがリニア新幹線が品川始発になるらしい。
手狭な東京癖の機能が移るかも知れません。
いずれ延伸すると思えばそれでも良いでしょう。
しかし何故、現行の新幹線は東京が終点なのでしょう。このことは何回も云ってます。何回も云えば誰かの目に留まってなるほどと思ってくれる人が出るのを期待してるのです。

東海道新幹線は山陽、九州新幹線と直通運転してます。博多から東京まで乗り換え無しです。北海道新幹線が出来れば当然のように東北新幹線と直通運転が考えられています。
これは極端な例ですが京都から広島へ行ったり神戸から名古屋へ行ったり、もし直通運転でなく大阪乗換えだったら結構不便です。
直通運転されてない大宮から静岡とか名古屋から宇都宮へ行くのは不便です。
計画当初は東海道と東北新幹線は直通運転を想定していたのですが民営化と共にJR東海と東日本のケンカが激化して東京駅でにらみ合っているのです。
電力周波数の問題や、需要問題をその理由に挙げる人も多いですが技術的には問題なし、強いて云えば用地が狭い、需要問題を提起する人は青森から博多まで乗る人は居ないとか岡山から仙台なら飛行機だ等ピント外れなことを言い出します。
接続点付近の利便性を大きく阻害しているのです。
JR東海と東日本のケンカをどう収めるかそれが直通運転のカギだと思います。

同じようなことが成田と羽田で起きています。
羽田の国際化で不便な成田がカッカカッカと怒っています。
誰が考えても羽田が便利です。
それは成田が終点で不便だからです。
国内線の少ない成田で降りると国内の地方都市へ行くのが不便なのです。つまりハブ空港として機能していないのです。
終点ではなく乗り継ぎ空港でなければならないのですが便数の少ない国内線と東京までしか行けないローカル電車しかないのです。
羽田は国内線が多く出ていますが鉄道は同様ローカル線しかありません。
鳴り物入りで建設した関空も同様どれも中途半端なのです。
「国内線乗り継ぎなら仁川(韓国)の方が便利」と云われるのは当然。
成田羽田を一つの空港として30分以内で走るシャトル電車で自由に行き来が出来る。国内地方都市へ羽田でも成田でも好きな便を利用する。途中の東京で降りれば新幹線で各地方都市へ。
この位のことが出来なければ「ハブ空港」にはなれない。

これは貨物の世界、横浜港や東京港でも同じような国際ハブ港化が進んでいるらしい。横浜や東京がそのことでも後れを取っているらしい。貨物扱い量がドンドン減ってるらしいです。

私利私欲に走る役人と将来展望のない詐欺師同然の政治家が日本を沈没させる。その日がすぐそこまで来てるような気がします。
日本の未来を私利私欲を排除し総合的に考えられる偉人は現れないだろうか。
私自身じゃあどうすると云われれば困ってしまう。

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