2010年1月17日日曜日

おたふく



16日は世田谷ぼろ市の今期最終日(毎年12月、1月の15,16日)久々に友人と出かけました。
人通りはただ『凄い』のひとこと! ただただ押し流されていくような感じです。想像はしてましたが道具類は少なく立ち喰い食品や古着が目立っています。
友人が何気なく見つけたマメ鎚、銘もなく全体に腐蝕が激しいようでしたが何となく手を離れません。鎚の長さは35mm程、径は10mm程、のマメ鎚。鍛金で云う『おたふく(福鎚)』のようです。
これは私の思い込みでタダの『小さな鎚』と云うのが正解かも知れません。
まあいいっか!
よく見ると柄は竹で仕立てられています。ますます判らなくなったのですが『手の反動を生かして鎚目を付ける』のだろうか?
などと勝手な想像を巡らしついに買ってしまいました。

帰りにイッパイ!と云うことになり、新宿の『思い出横町』に出向きました。
40年ぶりの訪問?です。学生時代にはよく行ったのですが。
思い出横町と云えばご存じの方も多いかも知れません。西口のデパートの脇を折れ曲がり東口に抜ける小さなガード際の飲み屋街であります。
大型ビルがひしめく西口の路地を曲がると、今ではけっして建てることが出来ないであろうバラック街です。
10年程前になるだろうか火事になり殆どが焼け落ちたのですが、一部が焼け残りバラックが目立つのも不思議な世界です。
思い出横町とカッコ良い名前で呼ばれて居るのですが私には『ションベン横町』の方がわかりやすい。
http://www.shinjuku-omoide.com/(新宿西口商店街)
店に入る前にトイレを済ませておくのが良い!
トイレのない店が多い?昔は店内に無かった! 中央線の線路脇に共同トイレが並んでいる。もちろん非公認である。
今はそんなことはないと思いますが。
この横町では焼酎とゲイ(鯨)カツが似合う。
そんな気がするのは私だけでしょうか。
先日、誰かに今でもゲイカツがあると聞いて急に行きたくなったのです。
くじら料理専門店ではとんでもない値段ですがここは違います。
紙のように薄いゲイ肉をパン粉でカツに仕上げたトンカツの代用品なのです。薄いので程よい柔らかさだ。昔は『上』が有ったのですが、これは並に限ります。安いゲイ肉の厚いのは硬いのです。
ついうっかり!写真を撮るの忘れました。ガイジンが多いのにビックリ!!!

一杯きげんで小さなガードをくぐり東口へます。ウマの水飲み場『馬水槽』の前に出ました。
ところがこの馬水槽、今は何となく人の寄りつかない物陰のような感じのところに有るのです。
東口駅前、昔は大勢の人が待ち合わせする目印だったのです。
この場所にしばらく佇み昔を思い出しました。ここは私にとって鬼門の場所でした。
やっぱりこのコース『思いで横町』巡りでした。


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