2013年6月26日水曜日

電池交換のできない電子機器のために『予備電源の考察』

屋外で使う通信機器、携帯電話やパソコンが増えています。
ところが最近それらの電池が簡単に交換できないモノが多くなっています。
電池は一番の消耗部品。
数年使えば交換を余儀なくされます。私のタブレット・LifeTouchも、電池ケースは見えず交換できるように作られていません。
このようなことは珍しいことではなく一部のスマホにも有ることです。
モノは試しとメーカのサービスへ電話してみました。
『電池は自分で交換することはできません。所定の窓口へ送ってください』
『工賃も含めOOOO円です』と歯切れ良い?予想通りの返事が戻ってきました。
ゼロ円ではありません。本体を買った値段よりはるかに高い電池交換。
最近の電子機器の修理代は理解に苦しむのですがどのメーカも遠慮することなしに新品を買うより高価な修理代を要求してきます。
本体を買う時は特売を狙ったりしますが修理の特売はありません。
はっきり新製品との交換をすすめるメーカもあります。
小型化が進み過ぎ『修理できない』・・・それもある程度は理解できます。
しかし電池の交換は『少し次元が違うでしょう』と云いたいです。
そうなれば自分で解決策を考えましょう。
★ 強引に開封して電池を交換する。
 これが一番いいのですがかなりのリスクを伴います。
★ いつも充電器をぶら下げて使う。今までよくやりました。
★ 携帯電話の緊急充電器を使う。今回の中心話題です。
私は心情的に1番を狙います。ダメなら仕方が有りません。
当然のことですが、1番は自己責任失敗したらアウトです。
取り敢えず2番3番も検討しましょう。
実際にはこのような使い方が広まっているようです。

最近の携帯型通信機器の充電用電源は5Vが標準になっていることです。
左側はACラインに挿して使う5V1Aの電源です。ACラインが有ればこれでこれで間に合います。2番目のスタイルです。
この手のモノは角型だけでなく平型など形状はいろいろです。携帯用のジャンクなどが大量に放出されています。コネクタはUSBと同じで使いやすいのでいくつか持っています。
100円から500円程度です。
右側は緊急充電器です。 100均などで売られている乾電池を使った緊急充電器と同じです。
リチュウムイオン電池が内蔵されて、最初にUSBタイプの5V電源で充電しておきます。そうすれば必要な時5v500maの電源として使えます。新品でしたが600円でした。再充電は可能ですが電池交換はできません。amazonで値段を調べたら1000~4000円位でした。600円は安い買い物でしょう。

こちらはニッケル水素電池がセットで699円。
自己放電の少ない電池が使われています。
その他いろんなタイプが『携帯充電用』として売られていますが古いタイプの充電式は電池の自己放電に気を付けましょう。
ニッケル水素系は自己放電が多いことが大きな欠点でもあります。
もう過去の製品になってきた感じがします。

これは秋葉原のジャンク屋で見つけたもの、新品でなんと50円也。(電池別)
単3乾電池やニッケル水素電池が使えます。
http://ja1cvf.blogspot.jp/2012/12/50.html
3V→5Vコンバータ部分は簡単に取り出せます。この部分を使うためにもっとっ買っておけばよかった。
同じようなものを300円ほどで販売しているお店は今でもあります。もちろん100均にもあります。

こんなのもあります。これは500円?でしたが出力のコードが切断されていましたので自分でUSBコネクタを付けました。充電はACから直接可能です。
1000mA程度のバッテリ容量を予想していましたが調べたら850mAでした。
実はこの手の商品あまり売れないのかもしれません。いろいろなメーカが売り出していますがダンピングされているようで狙い目は価格と品質を吟味する必要があります。
最大10Ah(電池の容量)と云うのもありますがこの表示はまちまちで解りにくく、電池の容量か?取り出せる電流容量か?を判断する必要があります。電流容量は最大でも2A 程度です。これはUSBコネクタを使っている所に由来すると思います。
 
『自作』 と云うなら、大きさの問題が有りますけれど単1型電池を使うなどの方法もあります。
リチュウムイオン電池で使える電源ユニットを作れば軽くて大容量のモノが出来ます。電池ケースも自作です。
その時、安売りされてる乾電池タイプの充電ユニットからコンバータ(3V→5V)を取り外して使うのが得策。
ただしリチュウムイオン電池は3.6Vなのでコンバータによっては無理があるかもしれません。
また、コンバータの出力電流(2~300mA)が小さいときは緊急充電に時間が掛かることになります。
こちらのサイトには面白い情報が有ります。参考になるでしょう。
http://www.kansai-event.com/kinomayoi/
この電池(18650)は2Ah以上の容量が有ります。右側のように並列接続されている電池を使えば5Ah程度の容量になります。
電池の並列接続はダメと云うのが定説のように思っていましたが最近はこのような使い方が珍しくありません。しかし同一ロットのモノ以外は止めた方が良いと思います。
リチュウムイオン電池は誤った使い方をすると発火の危険もあり大事故になることもありますので電池の充電とか使い方が良く解らない場合は止めておく勇気も必要です。
リチュウムイオン電池の充電にはカメラなどの充電器を活用するのがお勧めです。
ことらが参考になるかと思います。
http://park15.wakwak.com/~ja1cvf/diy/charger/charger.html
http://ja1cvf1.blogspot.jp/search/label/18650%E3%81%AE%E9%9B%BB%E6%B1%A0%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B9

電気の一時保管場所としてなじみ深いのは鉛電池やニカド電池ですが自己放電が大きかったり取扱いに不便な要素が多く人気が有りませんでした。
取扱いの基本さえ守れば、リチュウムイオン電池は自己放電が少なく使い勝手が良くお勧めです。

コネクタ
このような使い方で一番厄介なのがコネクタです。最近5V電源ではコンピュウターのUSBコネクタを使うことが多くなりました。データ端子以外に5Vの電源供給端子が有ることから便利に流用できます。とは云うモノの電流容量が小さいコト、最近色々なバリエーションが多くなってきたことなど問題もあります。
問題にぶつかった時、変換コネクタを買うしかないとあきらめています。
USBコネクタは形状によっては単体での購入が困難な場合があります。そんな時はジャンクの中古ケーブルがお勧め!ジャンク屋には100円程度で山ほど置いてあります。

1 件のコメント:

エフ さんのコメント...

今日、たまたま秋葉原へ行ったので『モバイルバッテリ』をチェックしてきました。
どうやらモバイルバッテリと云うのが標準的名称のようです。
非常に多くの種類が販売されていてびっくりしました。
携帯やタブレットのバックアップだけでなく家庭の非常電源にまで波及しそうな勢いです。
『売れてない』と云う見方は間違いだったか?新たな需要が生まれるかもしれません。