2011年12月29日木曜日

SPEEDIP コネクタのお掃除

同軸コネクタが永年の使用環境の悪さ(取り扱いの悪さ)の影響で随分黒くなっています。
このような黒いコネクタはSHF帯などでは明らかに影響(損失)が見られます。
気になっていたのですがそのまま放置されていました。

このコネクタは銀メッキです。銀製品を磨くSPEEDIPというモノを思い出しました。
SPEEDIPは銀製品が黒くなる硫化銀皮膜を除去する薬品です。薬液に10秒ほど漬けておくだけで綺麗になります。
試しに使ってみました。
使用前、使用後、の写真を撮り忘れました。
同じように汚れたモノを比較にしましたがこの位綺麗になります。

ただし、このような使い方に問題ないでしょうか。
コネクタですから中には絶縁物が入っています。これは外せません。
薬液が絶縁物(テフロン?)その物に悪さするとは思えませんが隙間に染込んだ薬液はどうなるでしょう。
隙間に染込んだモノはなかなか出ないのが通例です。
気休めかも知れませんが洗浄後、熱め(45℃位)の流れてるお湯でしっかり洗い流します。(中性洗剤で洗うのも良いかと思います)
お湯がポイントです、水で洗うと隙間に染込んだ水はなかなか乾きません。

使用した薬液、SPEEDIPは「チオ尿素」が主材のようですが素性は良く解りません。この手の製品はどれも同じようです。
チオ尿素の残渣がどの程度影響するか薬品に弱い私には???

5 件のコメント:

ロンちゃんパパ さんのコメント...

尿素というキーワードで、アンモニア水が主成分のキンカンの液ではどうかと思いやってみました。
キンカン液を塗布し綿棒で擦るとかなり綺麗になりました。
油脂成分を除去するために使っているユーカリオイルでも試して見ましたが、キンカンの方がよく汚れが落ちました。
アルカリ洗剤ではどうか?とも思いましたが試していません。

エフ さんのコメント...

構造がにた物質は似た性質があるんですね。
隙間に入った薬液は、公開前にいくつか試したのですが今のところ問題ないです。

ロンちゃんパパ さんのコメント...

花王が発売しているハイドロハイターという漂白剤の主成分は二酸化チオ尿素だそうですから、これでも切れになりそう。
でもSPEEDIPのSPEEDとDIP がキーワードなのでしょうね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%BC

エフ さんのコメント...

そうですね、ドボンと漬けるだけ。昔彫金にこったときつかったのを思い出し購入。あのひと瓶で1000円位。
ハイドロハイターは効きそうな気がします。ただ気になったのは水溶液にした時は保存が利かないと説明があり・漂白に影響ありか?
残念ながら我が家には在庫無し。
speedipが無くなったら試してみましょう。

エフ さんのコメント...

硫化銀除去の実験、別のアマチュア無線の会で再実験をしました。SPEEDIPはやはり具合が良いようです。
重曹、キンカン、塩、ハイドロハオター、などなどいろいろ方法はあるようですがSPEEDIPが一番効果があるようです。実はキンカンは試していません。
こすって磨く研磨剤(ピカールなど)はコネクタの奥などは磨けず、メッキ製品は地が出てしまう危険が有り除外しています。