2009年6月16日火曜日

ぐるんぐるん

落語ネタに「ぐるんぐるん」と云うのがあります。新作ではありますが回転寿司ネタです。「ぐるんぐるん」と云う言葉の間にすしが回ってくる、売れないすし、やっと売れたすし悲喜こもごもの、すしの気持ちを話しているのだがなかなか愉快であります。
何回も何回も回ってやっと売れたのですが、売れ残るモノもあるようです。
ところで、最近回っていない回転寿司があるんです。暇そうな時間に行くからでしょうか。蛇の鱗みたいなコンベアが「ぐるんぐるん」むなしいですね。「お好みでどうぞ」と声が掛かるんですがどうもいけません。
「ぐるんぐるん」と回るコンベアに目が行って「うまそうなのがもう来るかも知れない」いつまで待っても何も来ないで「ぐるんぐるん」蛇がのたうち回ってます。注文聞く職人がいる店はまだ良いのですが、誰もいない時もあります。仕方がないので写真見てインタホンに向かって注文したりする。やがて「ぐるんぐるん」と回ってきます。
どうもなじめません。職人と軽口叩いてつまむ、そんな店行ったこと無いもんで落ち着きません。
やはり皿の上の現物見ないとその気にならないのです。
でも、孫と行った回転寿司、なじめない私を尻目に手慣れたフウにタッチパネルでどんどん注文入れる孫を見とれていたら新幹線で運んできました。
子供の心をしっかり掴んでいる、と思っていたのですが最後に景品が出ないので「ここは良くない」とひとこと。
子供の心を掴むのは、お店も大変なことです。こっちは「ぐるんぐるん」目が回りそう。
そう言えば、ミネアポリスで船が運んでくる回転寿司に出会ったことがあります。日本語を話す店員、チベット人でした。
世界中で「ぐるんぐるん」、回転寿司の始まりは元禄寿司だったろうか?50年程の昔のことです。

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