2012年10月2日火曜日

ディスクグラインダの楽しみかた 4


今回は補助ハンドル取り付け穴を利用したジグを紹介するつもりでした。
でも重大な欠陥があったので違うモノを紹介します。

グラインダで云えば刃物台と呼ばれるようなモノですがそれの簡易版です。
前回もお話ししたように危険な部分もありますので要注意です。
モータの回転数は2~3000回転に落とします。
高速のままでは危険すぎます。砥石の場合は砥石に合った回転数が必要です。


刃物台といっても一般グラインダのようには使いません。プリント基板やアルミ板など小さいモノを切断する為に使います。
そのために敢えてノコ刃を付けてみました。切断砥石でも良いのですが切り口が綺麗になります。
作業によって切断砥石、研磨砥石、多羽ねディスクなどを選びます。

砥石カバーの右隅にジグ取り付け用の穴を2ヶ所あけます。4mmのタップ立てとします。
*写真をクリックすると大きくなります。


ジグに必要な金具はアルミの端切れアングルで作ります。
砥石カバー側に付ける小さい金具は強度不足を感じます。鉄アングルの方がよいでしょう。
 また砥石カバー側のネジ位置はピッタリ合うように作らないと組み立てが面倒になります。
中古の端切れ材なので傷や不要な穴があります。
ふたつの金具を皿ネジで固定します。ネジの頭が出っ張ると使いにくいので注意しましょう。
この部分はいつも固定したままにします。
不要なときは砥石カバーの部分で外します。ネジ位置が正確なら位置合わせで苦労することはありません。



刃物台の高さはノコ刃の中心になるようにします。
砥石カバーとの位置関係で取り付け位置が制限されるときがありますが、高すぎると加工品がハネられ危険です。下過ぎても危険度は同じです。
回転方向は手前に上から下です。
ノコ刃の上カバーがないので何か工夫すると良いでしょう。
ここまでやってみると、砥石カバーにL型のカネ折れなどを付けるだけで充分と思います。
この様な多目的化をするとジグの脱着は意外に面倒なモノです。とくに正確な位置合わせを必要とする場合はなおさらのことです。
このジグは2本のネジで脱着するだけで大ざっぱな位置合わせで済みます。

保持ハンドル固定金具を使うと大きな薄板を切断できるようなジグを作れますが刃物の位置関係が悪いのでこれ以上はのぞまないことにします。
無理は禁物、怪我の元です。
 少し大きな工作には以前作った『テーブルソージゲム君』の出番でしょう。
 http://park15.wakwak.com/~ja1cvf/diy/jigemu/jigemu.html
参考にして下さい。

0 件のコメント: