2011年9月3日土曜日

MLA(磁界ループアンテナ)‥序章

暑い暑いと云って気がつけばもう9月。
HAMフェアの時お会いした方、MLAのバリコンについて色々質問を受けました。
実は私自身アマチュア無線用に使ってはいないのです。
しかしそれは興味がないのではなく使うシーンが無いだけなのです。受信用には結構使っています。


MLAは極端に短縮されたダイポールなどに比べ大きさは小さくとも調整が簡単で電気的性能も良いと思うのです。
欠点もあります。Qがとても高いので共振範囲がとても狭いこと、周波数を合わせるためにVC(バリコン、variable condenser、variable capacitor)が必要なことです。
特にアマチュア無線用としては送信用に使うため高耐圧のVCが必要です。
アンテナは大きい方がよいのは周知の通り。
それでも小さいアンテナが要求されるのは集合住宅や美観のため目立たないアンテナ・ステルスアンテナ(Stealth Antenna)の言葉も使われるようになっています。
MLAに使えるVCは市販品にはなくjunkを改造するなど多くの方が苦労しておられます。
10年ほどになりますがMLAに使えるVCを作ってみました。
参考記事がこちらにあります。
http://www.qtc-japan.net/2001/  Home brew‥ja1cvf
http://park15.wakwak.com/~ja1cxb/
この中の一番最初に手がけた物が一番良くja1cxb局で今でも使用に耐えています。
少し大きすぎると云うことで小型化を試みましたが余りよい結果が得られていません。
それらの詳細はja1cxbのホームページに書かれています。


まだVCが欲しい人がいる。前回の記事は制作の概略しか出ていないのでヒントにはなるけど実際には作れない。もっと具体的に書いて欲しい。


もう一度欠点を洗い直しやってみよう!

2 件のコメント:

ロンちゃんパパ さんのコメント...

先日ハムフェアで見かけた800円で売っていた1000pFのキャパシタを買いそびれてしまいました。
そろそろローバンドに挑戦してみたいと思っています。

エフ さんのコメント...

バリコン+キャパシタ+同軸キャパシタの組み合わせが最終かも知れないですね。
cxbさんの同軸キャパシタ(capacitor)は端末処理の工夫で放電しなくなったようです。

全体の英語表記は難しいのでgoogleに、kyeになりそうな単語は英語表記も入れようとしています。
condenserのような英語圏では使われないような表記が頭痛いです。