参考サイトの記事からも明らかなようにMLA(磁界ループアンテナ)大きな共振回路であることが解りました。もちろんアンテナとして見ればとても小さいです。
無線機との結合はリンクコイルが一般的です。
コレを見て誰でも気がつくのはVCを回せば共振可能な範囲でどんな周波数でも使用可能なことです。
しかし、全体の大きさや使い勝手から考えると2mバンド以上ではおもしろみは少ないと思います。
(小さくなりすぎる)
そのためかHF帯でマルチバンドアンテナを構成する例が殆どです。
その場合LC比やリンクコイルの巻き線比が全体のインピーダンスに影響してくることは明白です。
また、バンド内でも使用可能帯域がとても狭い・7MHZ帯で±5KHz程度でしょう。
実際にマルチバンドで使ってる人の殆どが使用周波数によって整合状態が悪いと悩んでいるのです。
はっきり云ってどのバンドでも具合良くするのは困難で適当なところであきらめる必要があります。
『出来る限り良くしよう』と多くの方が工夫のため必要以上の労力を使っています。
net上には多くの制作例や資料が上がっていますので色々な方法を楽しむことが出来るでしょう。
幸いにも多くの場合、アンテナがタワーの上でなくベランダや屋根裏部屋であったりしますので、後からの調整もやりやすくアマチュアライクのアンテナといえます。
もしあなたがシングルバンドでよいと云うなら多くの実例にある難しいことをせずバランと小さな非同調のループで結合すればすぐによい結果が得られます。
http://park15.wakwak.com/~ja1cxb/machingloop.html
この結果の良否はバランの性能に掛かっています。
マルチバンド化が簡単そうに見えて難しいのはアンテナのQが高いからです。
このアンテナの良さは高いQの上に成り立っているので結合回路のマッチング状態がはっきり見えてきます。『どれかを良くすれば他が悪い』・・・適当なところであきらめましょう。
実際の使用状況では結合回路を調整することは不可能で共振周波数を合わせるだけで精一杯です。
このアンテナを成功させるには電力に見合った良質のVC(variable capacitor)を入手することが絶対条件と考えVCに特化して考察することにします。
実際の使用状態での結果はja1cxbさんからレポートを頂いた物です。感謝!
2011年9月4日日曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿