「濾波継電器」というモノですが名前を聞いてもピンと来ない方が多いでしょう。
リードセレクタと云って良いのかどうか。
特定の音声周波数(これは1200c/s)を入力すると組み込まれた音叉が共振しリルー接点に信号が取り出せるモノです。
音叉の共振を利用することにより特定な周波数の信号を高感度に選択することができます。
これと同じような動作をするリードセレクタやIC化された商品は今でも盛んに使われています。電話のピッポッパッと云う音を聴きわけ特定の相手に接続するトーンデコーダの原点です。
この製品は日本測定器株式会社昭和17年10月の製品です。
この日本測定器株式会社においてこの「濾波継電器」を開発したのが現SONYの井深大氏なのです。戦後この仲間が東京通信工業・SONYを設立することになります。
同社の設立趣意書に記載されている周波数継電器がこの「濾波継電器」です。
<http://www.sony.co.jp/SonyInfo/CorporateInfo/History/prospectus.html#top>
動作を試みたところ残念ながらコイルが断線していました。写真では判りにくいですが磁気バイアス用マグネットにさびが発生しカバーの一部が膨れています。
いずれ詳細を発表したいと思います。